HFT(High Frequency Trades=高頻度取引)とは(6)

HFTが個人投資家に及ぼす影響

最後に、HFTが個人投資家に及ぼす影響について考えていきたいと思います。

取引手数料無料のサービスが利用できる

まずは「取引手数料無料のサービスが利用できる」という点です。
「HFTとは(1)」の記事で「ロビンフッド」というアメリカの個人投資家の間で人気を博している取引手数料無料の投資アプリについて説明しましたが、日本においてもそうしたサービスが利用できるようになっています。
ただ、手数料無料の裏側には先ほどデメリットとして挙げた、注文の先回りがされているという懸念があるという点は、認識しておきましょう。

相場急変に巻き込まれる可能性がある

二点目が、相場急変に巻き込まれる可能性があるということです。
先ほど挙げたように、HFTが利用するプログラミングによって、相場の急変が、まれに起きる可能性があります。
そういった急激な変動が発生するときに、ポジション保有していれば大きな損失につながる可能性があるということは認識しておく必要があります。

以上、HFTのメリットやデメリット、HFTが個人投資家に及ぼす影響についてお話しました。
HFTとは(1)」の記事も読んでいただければ、一層理解が深まると思いますので、併せてご覧ください。

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